2012年5月18日〜21日
中国 上海   「環玉金融中心ビル」  「豫園」(よえん)
  2012年5月18日(金)   成田    最高気温20.4℃    
 今日は貞治家族が住む上海へ、出発の日。
 ゴールデンウィーク前に行けたらいいなぁ〜と主人と相談していたが、私の風邪が
 中々治らなくて、4月に行くのは無理とあきらめた。
 大分、体調が良くなってきたので、5月に行きたいと、貞治にメールで都合を聞いた。
 5月19日と20日の土曜、日曜なら大丈夫とのメールが届いた。
 日本から会社の先輩、同僚、また友人などが、訪ねて来てくれるらしく、
 土曜、日曜は忙しいみたいなのだ。 6月の上海は暑いとの事、5月に行けてラッキー!
 ネットで航空券を探したら、行きは18日(金)成田19時35分発。 上海21時45分着。
 帰りは上海09時05分発。 成田13時20分着のデルタ航空の便がみつかった。
 18日は会社が終わってから空港まで迎えてに来る事が出来るし、21日は出勤前に
 空港まで送ってもらえるから、貞治に丁度いい時間の航空券が取れて良かった〜。
 余裕を持ってと2時30分過ぎに、主人の運転で宇都宮を出発した。
 空港に早く着き過ぎてしまったので、チェックインを済ませロビーで待っていた。
 とんでもないアクシデントが起きた。 機材整備の不良のため、出発が遅れるか、
 明日のフライトになるとの事だった。 エッ! そんな事ってあるの?と驚いた。
 デルタ航空社員から、600円のお食事券を渡され、はっきりするまで待っていてくださいと。。 
 結局、便は明日の朝7時のフライトと決まった。
 貞治に機材整備の不良のため、出発出来なくなったとメールを打った。
 近くのホテルに分けて宿泊となったが、私たちは「ホテル日航成田」に。。
 ホテルお迎えのマイクロバスに乗って「ホテル日航成田」に到着。そしてチェックイン。
 中華か洋食レストランのどちらかで夕食を食べて下さいとの事だった。
 部屋は広く、きれいだったので、ま〜ま〜だねと主人の写真を撮った。(笑)
 デルタ航空からもらった600円x2で、マクナルドのビッグマックと照り焼きバーグと
 海老バーグと鶏から揚げ、ジュースを注文し2人で食べたので、お腹はすいていない。
 ハンバーグを食べてから4時間位は経っていたし、せっかくだからと 中華のなら
 食べられるかなとお店に入り、海老チリと酢豚を注文し、ご飯はナシにした。
 今回のアクシデントは、残念な事だったが、いい経験をしたと前向きに思う事にした。
 成田発の時間が朝7時だったので、上海での予定も大幅に変わる事はなかったし。。

  2012年5月19日(土)   上海    最高気温℃    
 昨夜は「ホテル日航」で5時までぐっすり眠り、5時半のバスで空港まで送ってもらった。
 上海には10時頃に着いた。 今日は土曜日なので柑太も一緒に空港まで来てくれた。
 中国の春節の休暇の1月末に、宇都宮に来たから4カ月振りだね。
 マンションまでタクシーがいい?それともリニアモーターカーがいい?と貞治に聞かれた。
 日本には、まだ走っていないリニアモーターカーに乗ってみたいと答えた。
 日本の技術で作った新幹線より速い上海のリニアモーターカーに乗った。
 最速、430kmの表示がされた時の窓の景色は、まるで飛んでいるように見えた。 
 マンションは150uの広さ、新築なのできれい! 19階からの見晴らしは、素晴らしい。
 見晴らしの良さにひかれ、このマンションに決めたとか。。 見晴らしビデオは →ここ
 梨子ちゃんは、少し人みしりをしていたが、すぐに慣れた。 もう伝い歩きをしていた。→ここ
 マンションのロビーは、まるでホテルのようで、びっくり〜  受付の人が3人もいた。  
 超高層のビルが立ち並ぶ中にある「環玉金融中心ビル」にタクシーで向かった。
 上海の新名所になっている。 チケットを買うのに、行列が出来ていた。
 海外からの観光客もかなりいたが、中国人観光客の方が多いようだった。
 東京より高いビル →ここが、ひしめきあっているさまは近未来都市のよう。
 世界で2番目に高いビルが建設中だった。 →ここ 東京スカイツリーより2m低いとか。。
 ちなみに1番高いビルはドバイにあるらしい。
 ビルの中に入ると、すぐに大きな画面が現れた。
 ニューヨーク、上海、東京の年代別の変化の様子が比べられる映像が面白かった。
 やはり、現在では上海の方が超高層ビルが多いのだと分かった。 →ここ
 1990年から異常な早さで、ビルが増えている。
 94階まではエレベーターで、地上430mまで高速で昇った。 ここ
 94階はかなり広いホールになっている。 その後はエスカレーターで100階の展望台まで。。
 97階、98階、99階にまたがる台形の「穴」は、風によるビルへの加重を軽減するため。
 この穴の下部と上部にそれぞれ展望台がある。この形から栓抜きビルと呼ばれている。
 今日は雨で残念だったが、地上430mから見た上海の街並みをビデオで撮った。ここ
 上海のテレビ塔は、まん丸の玉を突き抜けるような面白い形をしている。
 世界一眺めのいいトイレと云われる94階のトイレの写真も。。 もちろん利用した。(笑)
 早めの夕食は、環玉金融中心ビルの中にある小龍包が美味しいと評判の「鼎泰豊」で。
 全世界に支店を出している台湾が本店の超有名なお店らしいが。。
 日本でも東京、大阪、京都、名古屋、熊本に12店舗もあるとか。。
 このお店は点心が中心のお店とか。。 小龍包を貞治は2セイロ、20ヶも注文した。
 小龍包の皮が薄く、静かに持ちあげなくては皮がやぶれそう。
 汁がたっぷりで口の中に広がる。 熱々で美味しいな〜 幸せ〜。 (笑)
 海老ワンタン入リの麺も、さっぱりスープで美味しかった。
 チャーハンと豚肉の揚げものはセットで食べるらしい。 このお肉の味付けが美味しい。
 次はスープが2種類。 ちょっぴり辛いスープの方は複雑で濃厚な味でgood!
 鶏のスープは塩味のあっさり系だけど、やはりスープは美味しい〜。
 デザートはマンゴープリン。 蒸し餃子も頼んでくれたので信じられない位に食べた。
 美味しい食事で満足気なみんなの写真をパチリ! (笑)
 その後、近代的なショッピングモールにも連れていってもらった。  
 貞治がこんなに子煩悩とは驚いた。
 梨子ちゃんに離乳食をたべさせたり、おむつ替え、寝かせつけ等、喜々としてやっている。
 いつも忙しく家に居ない貞治なので、普段、はなちゃんにまかせ切りだ。
 少しは助けたいと言う気持ちもあるかも知れないが、子供が可愛くて仕方ないという感じだ。
 おんぶも出来る抱っこ紐を、はなちゃんが買ってきたら早速、おんぶがしたいと
 言いだし、お出かけの時、抱っこしたりおんぶしたりで嬉しそうだ。
 はなちゃんもここまで子煩悩になるとは思っていなかったんだって。。

  2012年5月20日(土)   上海    最高気温℃    
 今日は豫園(よえん)に連れて行ってくれるとの事。
 「豫園」とは、悠久の時を感じさせる、明代に造られた、400年以上の歴史を持つ古典庭園。
 地下鉄の駅まで、マンションから見える赤い橋を渡って歩いて行った。
 上海の地下鉄は日本の地下鉄に雰囲気が似ている。 子供2人連れの貞治たちを
 見つけると手招きして「どうぞ」と席を譲ってくれた。 すると隣の席に座っていた人が
 私にも席を譲ってくれた。 日本で席を譲ってもらった事がない私は驚いた。
 私は子供のおばあちゃんと云う事で、譲ってくれたらしいのだが。。
 中国は一人っ子政策のために、都市部の子供の数が少ない。
 そのせいもあるのか、それとも国民性なのか子供を大事にする風潮があるみたいだ。
 人民広場駅まで乗って行き、そこで乗り換えて老西門駅で降りた。
 駅を降りて歩いていると、きのう近過ぎて撮れなかった「栓抜きビル」が見えた。
 駅前から少し歩くと豫園の商店街、お土産物店や飲食店が軒を連ねている。 ビデオは→ここ
 周辺は中国的な見事な建物が並んでおり、何故かワクワクしてきた。
 夢中になってビデオをまわしていたら、迷子になるところだった。(笑) ビデオは →ここ
 日本のガイドブックに載っているという小龍包の美味しいお店には行列が出来ていた。
 日本から来たカップルや、若い女性数人のグループも並んでいた。
 貞治とはなちゃんで30分ほど並んで、買ってきてくれた。
 きのう食べた小龍包とは違って、皮が厚めだったけれど、モチっとして美味しかった。
 庭園に入る時も行列だった。 中国人は行列が嫌いで列の途中から横入りすると日本では、
 聞いていたけど、そんな事をする人はいなかった。(笑)
 明の時代に作られたという素晴らしい庭園の中を歩いた。日本では、見られない風景だ。
 町の建物と豫園の庭の写真をいっぱい写したのでスライドショーにした  →ここ
  資料より
 園内の庁堂楼閣、築山と流泉は、いずれも明・清時代の中国南部の庭園建築芸術を
 代表するもの。上海随一の観光スポットとしても有名で、約2万uもの面積の中に40ヵ所余り
 の見どころを持ち、生き生きとした龍壁、曲がりくねった回廊およびさまざまな形をした花窓に
 よって巧みに隔てられている。 建物、緑、池の水面、美しい名石とが事に調和し、
 中国の古典的な美の世界が堪能できる。
 面積は約2万m2。もとは四川布政使(四川省長にあたる)の役人であった潘允端が、
 刑部尚書だった父の潘恩のために贈った庭園で、1599年から1577年の
 18年の歳月を費やし造営された。完成した時には父は没していたといわれる。
 1956年、西園の約半分を庭園として改修整備し現在の豫園となる。
 残りの部分が豫園商城となる。 1961年に一般開放された。
 夕食まで時間があるので、いったんマンションまで戻った。
 はなちゃんが行った事のあるマッサージ店が、清潔で感じの良いお店との事。
 買い物を兼ねて、2人で出かけた。  子供たちは貞治と主人がみてくれる事になった。
 5つ星ホテルの中にある「ドラゴンフライ」というお店だった。
 静かな音楽が流れる中、個室での久しぶりのマッサージは至福のひと時だった。
 高級感ただよう雰囲気の中、ちょっぴり、セレブな気分を味わった。(笑)
 買い物の時、はなちゃんが値段交渉など中国語でやり取りをして、びっくりする位の
 値引きで買う事が出来た。 得した気分。(笑)   本当にありがとう〜。
 タクシーに乗った時も、運転手さんに場所を中国語で説明していた。すご〜い!と感心した。
 夕食は北京ダックで有名な5つ星ホテル内にある『全聚徳』で。。
 まず柑太が大好きな炒飯がテーブルに。。
 次は海老の料理。 初めて口に入れた時は、ずいぶんあっさり味だな〜と思ったが。。
 プリプリ食感と海老そのものの味が濃厚に口の中に広がった。
 海老好きにはたまらないクセになる美味しさだった。 作り方を知りたいな〜  
 鶏肉のスープも美味しかった。 楽しみにしていた北京ダックが運ばれてきた。
 目の前でさばいてくれた。 1羽が4人前だとか。。ビデオは →ここ
 日本で食べた北京ダックって皮だけだったのような記憶が。。
 皮と鶏肉を一緒に巻いて食べるのが本場の食べ方なのかな〜
 中身たっぷり、甘味噌が効いて食べ応えのある美味しい北京ダックだった。
 もう一品頼んでくれたのが豚の角煮。 かなり大きな四角形だが、とろける柔らかさだった。
 美味しいな〜と食べていた主人に、肉の食べ過ぎには気をつけてねと、つい言ってしまった。
 でも、旅行中位、いいかっと思ってしまう私だった。 普段は、食べていないものね。
 蛋白が出ている主人は、先生から肉は、あまり食べないように言われているのだ。
 今回、ツアーでない上海旅行をしてみて、感じる事がいっぱいあった。
 冷凍餃子事件や野菜の農薬問題、アニメや電化製品、音楽など模倣は当たり前、
 そして生活の面においては清潔感がないという負のイメージばかり、多い中国だった。
 でも感じのいい中国人もたくさんいた。
 子供が大好きな中国人はタクシーに乗った時、赤ちゃんの梨子をあやしてくれるのだが、
 それが上手なのだ。 人見知りが始まった梨子が声を出して笑っている。 ビデオは →ここ
 何人ものタクシー運転手が、あやしてくれたのには驚いた。 あやすのは信号待ちの時。。
 柑太が中国語を分からなくても、一生懸命、話しかけてくれるおばちゃんもいた。
 『全聚徳』で待っている間、日本に留学していたという若い夫婦といろんな話しをした。
 日系企業に働いているという。 マンションを買おうと貯金しているけど値段が高騰して
 いくので、いつになったら買えるのかな〜と。。。 一人っ子政策のため兄妹がいない。
 一人っ子同士の結婚の場合は子供2人まで産める事になったが、子供にかけるお金を
 考えると、やはり1人だけにしようかと思っていると言っていた。
 兄妹は絶対いた方がいいと思う私は、気の毒な感じがした。
 今の中国は活気あふれるやる気満々の国だと思った。
 日本も昔は、そうだったんだけどね。(笑) 

 貞治家族の住むマンションは日本の企業が建てたので、和室、畳の部屋がある。
 2階部分には、幼稚園とスイミングスクールがある。
 そして1階に大浴場があった。 入るのは無料だ。
 男湯、女湯ののれんがかかっていて、その真ん中にフロントがある。
 カードを渡し、ロッカーの鍵をもらって、お風呂に入るというシステムだ。
 毎日、主人は貞治と子供達と一緒に、私は はなちゃんと入った。
 中は、ジャグジー風呂もあり、温泉ホテルの大浴場と同じ雰囲気だ。
 身体を洗う場所も桶と椅子とシャワーが、ありシャンプー、ボディシャンプーも置いてある。
 このマンションは日本人が、ほとんどなので、子供達は学校で約束をしてきて
 一緒にお風呂に入っているみたいだった。 大きなお風呂は気持ちいいよね。
 お風呂を出た後のくつろぐ場所もあって、マッサージチェーが3台、置いてあった。
 畳のスペースがあり、大人も子供も、そこでおしゃべりをしていた。 
 中国という国は、いい面もあるが日本人からみると非常識と思える国民性があって
 そこで暮らすには、かなりストレスがたまると思う。
 少しでも、そのストレスがなくなる様にと、考えてマンションが作られているのかも。。
 今回の旅は「環玉金融中心ビル」の100階まで昇り、上海の町を見下ろし、
 「豫園」では中国らしい町並みと素晴らしい庭園を見た。
 近未来都市、大都会の上海と昔の中国が残っている場所と両方を見る事が出来た。
 リニアモーターカー、地下鉄、タクシーと中国の乗り物に乗る事も出来た。
 毎日、美味しい料理をお腹いっぱい食べて、中国式マッサージまで体験出来た。
 貴重な土、日なのに心のこもった案内をしてくれて、貞治、はなちゃんには感謝している。
 30日からは北京のツアーに行く予定だが、また違った中国が見られるかも。。と楽しみだ。