私の旅日記

 2012年9月10日〜14日
北海道 小樽、札幌
  2012年9月10日(月)       宇都宮〜札幌       札幌は 
 4泊5日の予定で、北海道に向け出発した。
 小樽には姉の旦那さんのお葬式で2010年4月2日に行った以来の2年5ヵ月振りだ。
 今回の旅は、私は母と姉と妹に会う事。 そしてお墓参りをする事。
 主人は札幌でゴルフを2回する予定なので、嬉しそうだ。
 そのために、札幌のホテルに泊まり、レンタカーを借りる事にした。
 羽田発のANA13時の便だが、渋滞を考慮して家を8時過ぎに出た。
 途中、スカイツリーが間近に見えたので写真を。。
 そして隅田川を走る変わった船が見えた。  調べてみると。。
 漫画家の松本零士氏がデザインした宇宙船のような「ヒミコ」と「ホタルナ」という
 隅田川を走る観光船があると分かった。 これは「ヒミコ」かな?
 予約をしておいた駐車場に車を預けた後、マイクロバスで飛行場まで送ってくれた。
 出発までは2時間半以上もある。(笑)  東京のおみやげを買ったりして過ごした。
 北海道に近づくにつれて飛行機の窓から見る景色は、雲が厚くて何も見えなくなった。
 何回も飛行機に乗ったが、こんな経験は初めてだった。 少し怖〜い!
 かなり強い雨が降っている様子だ。 着陸する滑走路が見えるまでビデオを撮った。→ここ
 千歳飛行場に着いて予約してあったレンタカーで真駒内のホテルに向かった。
 車はホンダのフィットだった。 主人は慣れない車で怖いのか慎重な運転だった。(笑)
 雨は強く降ったり、小振りになったりだったが、ホテルに着いた時は止んでいた。
 札幌郊外のリゾートホテルという雰囲気だが、立派な大浴場があった。
 何種類ものお風呂に入り、ゆったり気分で過ごした。

  2012年9月11日(火)       小樽       時々 
 8時過ぎに札幌のホテルを出て、小樽の妹の家に向かった。
 9時過ぎに着き、まず仏壇にお線香をあげ、手を合わせた。
 その後、13日に主人とゴルフの予定をしているSさんの会社の事務所に伺う事に。。
 妹の知人のSさんは、栃木県の日光に別荘があり、小樽と日光を行き来している。
 今年82歳になるとは思えない かくしゃくとした雰囲気で精悍な感じさえする。
 5年前に妹が宇都宮に来た時、一緒に日光の別荘を訪ねた。
 ゴルフの腕前は、かなりのもので部屋には筋肉トレーニング用のマシンが数台置いてあった。
 日光にある「明治の館」でステーキやシーフードサラダ等をご馳走になった。
 この縁があって その後、主人は、何回も誘われて、栃木で一緒にゴルフをしている。
 昨年は手術をし、体調をくずしていたが、今は元気になりゴルフを楽しんでいるとの事だった。
 30分位で、おいとまし、お寺に向かった。
 私の父と姪が眠る納骨堂でお経をあげてもらい、お参りをした。
 その後、近くに住む甥を乗せて、主人の両親が眠るお墓に向かった。
 新しく出来た墓地で、かなり広い敷地(丘)に段々畑風に たくさんのお墓が出来ていた。
 途中で買ってきた花2束と妹が用意してくれたお供え物をあげてお参りをした。
 次に向かったのは姉の家に。。
 腰を痛めていると聞いていたので、心配だったが元気そうにしていたので、少しホッとした。
 だが、つかまりながら家の中を歩く姿には元気がなく、以前の姉ではなかった。
 今日はみんなが来るからと朝から掃除機をかけ、雑巾がけをしたと笑っていた。
 その上、草むしりまでしたと。。 無理すると後で腰が痛くなるよと皆に言われていた。
 今は亡き姉の旦那さんが可愛がっていた2匹の猫も元気だった。
 猫は嫌いと言っていた姉も、今は可愛くて仕方がない様子だった。
 妹夫婦、甥、姉、私達夫婦の6人で、お昼を食べに行く事になった。
 「鮨処 魚 一心」は新しいお店で、きれいだった。 注文して握るカウンターもあった。
 個室に通された。 和室だが、真ん中が、あいていて椅子に座る感じだ。
 正座すると、足がしびれてしまう私には、嬉しい部屋だった。(笑)
 繁盛店らしく、少し待たされたが、待った甲斐があったと思える美味しいお店だった。
 お寿司が美味しかったのはもちろんだが、お蕎麦が私ごのみの硬さで美味しかった。
 そしてびっくりしたのが、量の多さ。 普通の1人前より多いんじゃないと皆で笑った。
 山高く盛られているので、それ程の量と思えなかったが、ほぐすとかなりの量だった。
 少し遅い昼食だったので、お腹がすいていたおかげで、全部食べた。
 姉と妹は、食べられないと、お寿司やてんぷらを私にくれた。
 私は、主人に おすそ分けした。  主人も食べ過ぎて苦しそうだった。(笑)
 食事が終わった頃に母の入院している病院から妹の携帯に電話があり、
 足の事で話しがあるので、都合のいい時間に来て欲しいとの連絡があった。
 これから、みんなで行く積もりだったので、病院に直行した。
 足にうっ血と腫れがあり、原因が定かではないが、毛細血管が切れている可能性がある。
 しばらく様子をみてみるが、これが原因で身体の状態が悪くなる場合もある。
 高齢なので、覚悟をしておいて欲しい。 との先生の説明だった。
 2年前の母は、私と手を握ると力を込めて握りかえしてくるし、目にも表情があった。
 今は、足も手も固まったままで、手は小刻みに揺れている状態で私は辛くなった。
 主人は、昔の面影が全然なくなってしまったねと言っていた。 仕方がないけど悲しい〜。
 この日は丁度、高齢の入院患者さんの「永寿賞」のお祝いの日だった。
 症状とお祝いの品のバスタオルをいただき、家族と一緒に記念写真を撮ってもらった。
 その後、妹の家に全員で戻り、話しに花が咲いた。
 主人は、昼寝をした後、明日はゴルフで朝早いからと、5時前に札幌に戻った。
 5時過ぎに 姉も、妹の旦那さんに車で送ってもらい 帰っていった。
 久しぶりの外出で気分転換が出来たと嬉しそうに話していたので、良かった〜。
 明日、腰が痛くなったり、疲れが出て体調が悪くならなければいいがと気がかりだった。
 夜の8時半頃に、姪が3人の子供を連れて、会いに来てくれた。
 2年で、こんなに変わってしまうのかとびっくりする程、3人とも大人っぽくなっていた。
 長女は大学生、次女は高校3年生、末っ子の長男は中学1年生になり、背が高くなって
 2年前は末っ子の甘えんぼうさんと思っていたが、少年の面影は全く無くなっていた。
 1時間位、いろいろ楽しい話しをして帰っていった。
 今日は、移動の多い盛り沢山の日だったので、ベッドに入ったら、アッという間に寝てしまった。

  2012年9月12日(水)       小樽      
 今日は姉、妹と3人で過ごせたらいいなと思っていたが、やはり姉は無理との事。
 妹と2人で、久しぶりに小樽運河に行く事になった。 妹の旦那さんが車で送ってくれた。
 観光客で賑わっていた。 今は札幌より小樽の方が人気があるらしい。
 定年過ぎと思われるボランティアのおじさん数人がいたので、2ショット写真をお願いした。
 髪の毛を直していたら、鏡を貸しましょうかと冗談を言って笑わせてくれた明るいおじさんだ。
 小樽に住む妹も、そして私も すっかり観光客になっていた。(笑)
 小樽運河の斜め向かいにある「小樽出抜小路」は路地を歩くといろいろな飲食店が
 ノスタルジックな雰囲気で並んでいる。 愛嬌のある小樽小僧もいた。
 以前来た時、皆でジンギスカンを食べた事を思い出した。
 運河が見渡せる展望台がある。 らせん階段を登って展望台に到着。
 上から眺める運河もいいね!  緑と赤の可愛い「小樽散策バス」も一緒にパチリ!
 小樽で有名な「北一硝子」のお店には何回も行っているので、
 今日は妙見川沿いのお店を何軒か見て歩いた。
 レトロな建物が残されている堺町は、昭和初期の雰囲気が残っている町だ。
 今は喫茶店などのお店になっているが、昔はお茶屋さん、メガネ屋さんだったと思う。
 10年近く、小樽に住んでいたので懐かしい気持ちでいっぱいだった。
 旧北海道雑穀株式会社の建物を利用した「小樽彩や」は硝子細工のお店だった。
 2階は倉庫だったのかな? 窓などが昔のまま、残っていてレトロな感じの味のある建物だ。
 そしてミシュラン2つ星に選ばれたお寿司やさんの前で妹を立たせて記念写真を撮った。
 ちょっと高価すぎるのでランチは別なところにしよう。(笑)
 街並みを楽しみながら、ゆっくり歩いて「オーセントホテル」へ。。ランチはここで。。
 落ち着いた感じの年配の女性客ばかりで観光客風の人はひとりもいなかった。やっぱり〜
 @コーンポタージュ。 一口サイズの焼きとうもろこしが3ヶついていた。
 あまりの美味しさにびっくり〜。  トウモロコシの香りと甘さ。 感動!
 Aじゃがいもとサーモンエスカッペシュのサラダ。 サーモンのマリネだ。 美味しい。
 B鮭のポワレ。 香りパン粉焼き レモン添え。いんげんとズッキーニーのソテイも.。。
 C和風牛肉ソテーとポテトコロッケ。 コロッケは普通だった。
 牛肉ソテーはひれ肉で柔らかく焦げ目がついてこうばしくて美味しかった。
 Dきのこのリゾット。 クリーム味のリゾットだ。
 E本日のデザート。 洋梨のタルト、抹茶ケーキ、シャーベットの3種類だった。
 妹は紅茶、私はコーヒーを頼んで、のんびっりとおしゃべりをした。
 ボーイさんも感じが良く、さすがホテルだな〜っていう感じだった。
 どうでしたか?と感想を聞かれたので、コーンポタージュは最高でしたと答えると
 トウモロコシは特別なものを使っていますと。。 最高級品を使っているんだね。さすが〜
 かなり歩いたせいの足の疲れも取れ、ゆったり気分になれたランチだった。
 家に戻ると妹は夕飯の準備に。。 疲れているだろうに申し訳ない。
 料理が得意の妹は鶏肉のチャーシューが簡単に出来るよと作り方を教えてくれた。
 電子レンジで作るのだが、本当に簡単で、びっくり〜。 戻ったら絶対、作ろう〜
 ほっけのフライも美味しかった。 干物も美味しいが、フライは身が柔らかくて美味!
 北海道で「ささぎ」と言われているインゲン。 モロッコインゲンと似ているが、ちょっと違う。
 筋がなく柔らかくて美味しい〜
 旦那さんは、毎日美味しい料理が食べられて幸せと、いつも言っている。
 煮物は、とくにお気に入りのようだった。
 今日も嬉しいことに、ベッドに入ったら、すぐバタンキューで寝てしまった。

  2012年9月13日(木)       札幌      
 今日は、しばらく行っていなかった札幌の町を歩いてからホテルに戻る予定。
 妹も札幌のデパートで買いたい物があるから、一緒に行くと言ってくれたので、
 9時前に 2人で札幌行きのバスに乗って出発した。
 札幌駅前のバスターミナルに着いて、まずコインロッカーに荷物を預けた。
 今はコンピューター操作で扉を開ける事が出来る便利方式になっていた。
 荷物を預け、身軽になり 駅に隣接している大丸デパートに入店した。
 開店したばかりなのに、大行列の店がいっぱいで驚いた。
 特にマダムシンコのバームケーキのお店には、大行列が出来ていた。
 ロールケーキも有名らしいが「マダムブリュレ」が1番人気らしい。
   【メイプルシロップを効かせたバウムとキャラメリゼの香ばしさが絶妙にマッチ】 だそう。
 ネット販売では2ヵ月以上も待たされる程の人気のケーキらしい。
 宇都宮まで持って帰る気もせず、買うのは止めた。(笑)
 きのう9月12日オープンしたばかりの「かきたねキッチン」は柿の種専門店だ。
 お店の前で13種類の中から希望の柿の種の味見をさせてくれた。
 1番人気の「贅沢チーズ」と数量限定販売の「きんぴらごぼう味」を買う事にして行列に並んだ。
 次に有名な札幌の時計台を見に行った。
 初めて見た時、思ったより小さいと思った記憶がある。
 今日、久しぶりに見た時計台は、緑の木々に囲まれて涼しそうに建っていた。
 次に向かったのは大通り公園。 テレビ塔と噴水、やはり この景色はいい〜♪
 大通り公園の「乙女の像」と「石川啄木の像」をデジカメでパチリ!。
 今日は9月13日なのに真夏の1日、北海道なのに〜  暑くてたまらなかった。
 こんなに暑いのに、私は札幌ラーメンが食べたくなった。(笑)
 駅前のビルに「ら〜めん共和国」があるから、そこで食べようと妹が言ってくれた。
 「暑い、暑い」と言いながら、駅前まで歩いて「エスタ ビル」の10階まで。。
 8軒のラーメンやさんの中から選んだのは「さっぽろ大心」。
 どうしてかと云うと地元のサラリーマン風の人が行列の中に沢山いたから。。
 味噌ラーメンを頼んだ。 濃厚なスープと茹で加減がちょうどいい固めの麺でGood!
 チャーシューが妹に2枚、私には1枚で、「え〜」と思った妹が店員さんに聞いてみた。
 「すみません、本当は1枚なんです」と店員さん。 実は妹が得したの?と大笑いした。
 1枚のチャーシューでも、私には大満足のラーメンだった。
 バスターミナルのバス乗り場まで、ついてきてくれた妹。 ここでお別れだね。
 きのうと今日、暑い中、私に付き合ってくれて本当にありがとう。  
 バスに乗ってホテルに戻った。 今日1日、かなり歩いたのでベッドでウトウトしていたら、
 Sさんとのゴルフから主人が帰ってきた。 きのう、今日と続けてのゴルフで疲れたのか
 主人も寝るとベッドに。。 だが82歳のSさんの飛距離もある素晴らしいゴルフの話しを
 し始めたので 中々、昼寝モードにはならない様子。 しばらく今日のゴルフの話しをしていた。
 2人とも、お腹がすいていないけど、夕食はホテルの2軒隣の「とっぴー」に行く事になった。
 何にしようかと、迷ったが、まずは まぐろ、サーモンなど注文した。
 次に私の大好きなつぶ貝とほっき貝を。。
 茹でていないつぶ貝とほっき貝を食べるのは久しぶりだ。 美味しいな〜
 2人ともお腹がすいていないと言いながら、けっこう苦しい程に食べてしまった。
 これだから、旅行って太ってしまうんだよね。(笑)
 ホテルに戻り、荷物の整理をして、スーツケースとバッグに詰め込み、
 大浴場のお風呂に入り、またまたバタンキューで寝てしまった。

  2012年9月14日(金)       札幌〜宇都宮      
 4泊5日の北海道の旅も、今日が最終日。
 早く、目が覚めたので大浴場に行き、露天風呂の敷地にある全てのお風呂に
 ゆっくりとつかった。 早朝なのに、たくさんの人で賑わっていた。
 13時30分発の便だが、ガソリンを満タンにして レンタカーを返却したり、と
 手続きがあるからと 慎重派の主人に従って9時前にホテルを出発した。
 案の定、千歳空港でたっぷりの時間が。。あり過ぎ〜〜 (笑)
 楽しみにしていた小樽「かま栄」の揚げたての「パンロール」を買って食べた。ここ 
 あまりにも美味しかったので姉妹品の三角形の「マヨサンド」も買って食べた。
 お腹がいっぱいになり、この2つのパンロールが、昼食となった。(笑)
 甥が好きな物を買ってと、お小遣いをくれたので、たくさんの揚げかまぼこも買った。
 小樽で1番有名な蒲鉾やさんの「かま栄」。 主人のお母さんも大のお気に入りだった。
 夕食で食べた揚げかまぼこは、さつま揚げが大好きな主人も大喜びだった。
 羽田空港に無事到着。 荷物受け取り場所に向かって歩いていると、携帯のカメラで
 沢山の人が何かを写している。 「ピカチュー」の絵が描かれた飛行機を写しているのだ。
 柑太が「ピカチュー」が大好きと8月に宇都宮に来た時に聞いた。
 私も記念に写したが、機体全体ではないので、ちょっと残念!
 駐車場に預けた車に乗って、渋滞に巻きこまれながら、無事 宇都宮に戻った。
 途中、あまりにもきれいだったので 陽が暮れる東京の写真も撮った。
 今回の旅の目的だった母の見舞いとお墓参りが出来て、よかった〜という思いと
 母が私の考えていた以上に辛い状態だったので、覚悟をしなくてはとあらためて実感した。