2012年3月3日(土) 宇都宮 最高気温10.2℃ | |||||||||||
スピルバーグ監督の「戦火の馬」を見てきた。 見て良かった〜と思えるいい映画だった。 動物好きな人にとっては感動の映画だ。 目が可愛くて利口な馬が大好きになった。 イギリスのまずしい農家で育ったアルバート。 その父親が姿の美しい馬を競り市でひと目見て 気に入り、高い値段で買ってきた。 ジョーイと名付けられた仔馬は、 愛情を一身に受けて、賢く気高い名馬へと成長していく。 足が長く美しいジョーイは農耕馬には 向いていないが借金返済のため農耕馬として働く事に。 少年アルバートは根気よく、農耕馬としての 仕事を教え、見事、荒れ地を農地に変えた。 過酷な労働に頑張るジョーイとアルバート。 ついにやり遂げた時、拍手! 感動の涙が。。 やがてイギリス対ドイツの戦争が始まり、 イギリス軍へ戦馬として売られてしまうジョーイ。 ここから、戦争が終わるまでの4年間、 ジョーイにとって過酷な出来事が待っていた。 馬の演技の素晴らしさと戦場の地獄のような映像は 目に焼き付いて離れない。 イギリスの片田舎の美しい田園風景と街並みは 行ってみたいと思う程、きれいだった。 この映画は、映画館で見ないと、その迫力と醍醐味は味わえないと思った。
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主人が犬も可愛いけど、馬も可愛いねと言った。 | 映画を見に行く前に「この映画は泣くかな〜 ハンカチを持って行った方がいいかな」と 私に聞いたので「泣きたい映画でも我慢して泣かないんじゃないの?」って冷やかしたけど。。 主人が泣いたかどうかは、映画に集中していたので、分からなかったけどね。(笑)。 利口で けなげで、切ないシーンの馬の目の演技には泣かされる。 最後までハラハラドキドキのシーンの連続だったけど、最後は感動の結末で終わった。 本当にいい映画だった。
イギリスのマイケル・モーパーゴ原作の児童小説を、スティーブン・スピルバーグが | 実写映画化した作品。 あらすじ 資料より 物語最初の舞台は、第一次世界大戦前夜のイギリス・デヴォン州。 この地にある牧場?で、一匹のサラブレッドの子馬が生まれるところから物語が始まります。 子馬が生まれるまでの一部始終を遠巻きに見物していたアルバート・ナラコットは、子馬が母馬離れするまでの間、子馬と仲良くなろうとしますが、子馬はアルバートから逃げ母馬の後ろに隠れるばかりで上手くいきません。 やがて子馬は、地元の市場で競売にかけられることになったのですが、そこへアルバートの父親であるテッド・ナラコットが居合わせます。 元々は農耕馬を買うために市場へとやってきていたテッドでしたが、競売にかけられていた子馬に何か惹かれるものでもあったのか、テッドは貧しい家の家計事情も顧みず、大金をはたいて子馬を購入してしまいます。 農耕馬を買うと思っていた妻のローズ・ナラコットは、家計を傾けるレベルの大金を投じて農耕に向かないサラブレッドなどを買ってきたテッドに当然のごとく激怒し、土下座してでも馬を返品してカネを取り戻して来いとテッドに詰め寄ります。 しかし、元々子馬を持つことに憧れていた息子のアルバートが割って入り、「自分が農耕できるように調教する」と説得し、何とか子馬を手放すことは避けられたのでした。 アルバートは子馬にジョーイという名前を付け、その日からアルバートによるジョーイの調教の日々が始まるのでした。 ジョーイは最初、冒頭と全く同じようにアルバートを警戒し近づこうとすらしないのですが、やがてアルバートが差し出した餌をちゃんと食べるようになります。 また、フクロウの鳴き声を真似た口笛を吹くことで自分の所へやってくる芸を仕込み、これも最初は無反応だったのを、最終的にはマスターさせることに成功。 そして最後には、石ころだらけの荒地を鋤で耕す訓練を始めるようになり、「そんなことできるわけないだろ」と周囲からの嘲笑を買いながら悪戦苦闘を続けた末、ジョーイは遂に農耕馬として自分が使える存在であることを証明してみせたのでした。 そして、これらの調教は、ジョーイの今後の運命に大きな影響を与えることになるのです。 ジョーイの調教は充分以上の成果を上げることができたアルバートでしたが、彼の能力とは関係なくナラコット一家には破局の危機が迫っていました。 元々ジョーイを買うために大金を投じたことが響いた上、せっかくジョーイを使って荒地を開墾して作ったカブ畑も暴風雨で全滅するという不運に見舞われてしまい、地主であるライオンズに支払う地代が調達できなくなってしまったのです。 そんな折、世界ではオーストリア皇太子がセルビアのガヴリロ・プリンツィプによって暗殺されたことが発端となって第一次世界大戦(欧州大戦)が勃発、イギリスもまたドイツに宣戦布告し連合国側に立って参戦することになったのです。 これを好機と見たテッドは、息子にも内緒でジョーイをひそかに運び出し、軍に売り飛ばすことを画策するのでした。 事態に気づいたアルバートがただちに駆けつけるも時既に遅く、ジョーイは軍馬として取引されてしまった後でした。 悲嘆に暮れるアルバートでしたが、ジョーイを買い取ったイギリス騎兵隊所属のニコルズ大尉はアルバートに同情し、ジョーイの世話をきちんと行うことと、戦争が終わったら必ずジョーイをアルバートへ返すことを約束します。 それでもジョーイと一緒にいたいアルバートは軍に志願しようとしますが、年齢制限を理由に拒絶されてしまいます。 しかたなくアルバートは、かつて父親が戦争に参加した際に所持していたという小さな軍旗?をジョーイの手綱に結びつけ、ジョーイと袂を分かつこととなるのでした。 ニコルズ大尉と共にフランスの戦場へと向かうことになったジョーイは、その初陣とも言える戦いで、ドイツ軍歩兵600に対し300の騎兵隊で突撃奇襲をかける作戦に従軍することになります。 しかし、この作戦は最初効果を上げたかと思われたのですが、森に避難したドイツ軍が隠していた大量の機関銃による一斉射撃であっさり形勢逆転、逆にイギリス軍の方が壊滅してしまい、ニコルズ大尉も戦死してしまうのでした。 ジョーイは他の馬達と共にドイツ軍によって捕らえられ、以後、自分と同じ境遇のトップソーンという黒馬と共にドイツ軍の負傷者輸送用の馬として使われることになるのですが……。 アルバートが青年になり軍人として戦場に行き、そこでひん死のジョーイと会う事になる。 目を負傷(毒ガスのため)していたアルバートの吹くフクロウの鳴き声を真似た口笛を覚えていたジョーイが 近寄ってくるシーンには泣かされた。 ジョーイは射殺される直前に助かり、アルバートと一緒に両親の待つ農場に帰る。 |
2012年2月18日(土) 宇都宮 最高気温3.7℃ | |||||||||||||||||
アカデミー賞の「作品賞」にノミネートされた 映画「ものすごくうるさくてありえないほど近い」を 見てきた。 心うつ映画だった。 2001年9月11日の同時多発テロ事件で父親を 亡くした9歳の少年オスカーが、その悲しみを 受け入れ、乗り越えていく姿を描いた映画だ。 ある日突然、最愛の人を失ってしまった人々は、 その悲しみをどう乗り越えていけばいいのか? 日本でも東日本震災で、突然の別れを経験をした人は 今でも辛い生活を送っているのではと思う。 主人公を演じたトーマス・ホーンは、アメリカの 人気クイズ番組「ジェパディ!」に出演していたところを 見出され、オスカー役に抜擢されたらしい。 失った親族への悲しみ、喪失感は計り知れない。 本当に難しい役を、完璧な演技で圧倒された。 始めての映画出演とは思えない素晴らしい演技。 父親との突然の別れを納得出来ない息子役。 抜群の頭の良さ、賢すぎるがゆえに、 色々な思いから逃れられず苦しみ続ける子供。 感受性が強く繊細なあまり、相手を傷つける言葉を 強い口調で攻撃する場面も。。
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愛する夫を失い、息子と共に残された母親役を、静かにその悲しみを演じた | サンドラ・ブロックの演技にも泣かされた。 息子から浴びせかけられる厳しい言葉にも動じず、耐える。ある意味、強い母親。 あえてオスカーのやりたいようにさせ、成長することで乗り越えさせようとする母親。
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そして助演男優賞にノミネートされた話す事の出来ない失語症の老人役の | マックス・フォン・シドー。 オスカーとは紙に書いて会話するという役だ。 見た事がある俳優さんと云う感じで名前も知らなかったが、いい雰囲気をかもしだしていた。 今年のアカデミー作品賞は見てみたい映画ばかり。。 「ヒューゴの不思議な世界」「戦火の馬」「心がつなぐストーリー」「ファミリーツリー」。 主人がアカデミー賞にノミネートされた映画をテレビで取り上げた番組を見たらしく 興味を持っているみたいなので、何本かは見に行く事が出来ると思う。 楽しみだな〜〜
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資料より 9・11アメリカ同時多発テロで父を亡くした9歳の少年オスカーは、あれから1年が経とうとするのに、 どうしても父の突然の死を受け入れることができない。ある日、そのままになっていた父のクローゼットで、 "ブラック"と書かれた封筒に1つのカギを見つける。彼はそこに父からの最後のメッセージがあると信じて、 そのカギに合う"カギ穴"を探す旅を開始する。人と触れ合うことが苦手なオスカーだったが、父との思い出を 勇気に変えて、ニューヨークに住む全472人の"ブラック"さんをひとりひとり訪ねていく。果たして、 オスカーはカギ穴の向こうにある真実へとたどり着けるのだろうか……。
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あらすじ | 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件で亡くなった父親が残した鍵の謎を追い、ニューヨーク中を駆け巡る息子オスカーと彼に関わる人々を描いた感動の物語。 原作は、2005年にアメリカ人作家ジョナサン・サフラン・フォアが出した小説「Extremely Loud and Incredibly Close(この日本語訳が今作のタイトル)」とのこと。 2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件。 物語は、同事件のワールド・トレード・センター(WTC)への飛行機特攻テロに巻き込まれ犠牲となった、今作の主人公オスカー・シェルの父親で宝石商だったトーマス・シェルの葬儀の場面から始まります。 WTCの倒壊により遺体の回収すらもできなかったトーマスの葬儀は、当然のことながら空の棺で行われることになったのですが、父親を尊敬し親子関係として以上に慕っていたオスカーは、そのような葬儀を行った母親リンダ・シェルに対し「そんなことをして何の意味があるんだ!」と怒りをぶつけまくります。 トーマスはオスカーの繊細で人見知りな性格を是正させることをひとつの目的に、「調査探検」と呼ばれるゲームを行わせていました。 それは、ニューヨークにかつて存在したという第6区がどこにあるのか探すというもの。 オスカーがこのゲームを遂行するためには、街の見知らぬ人達に聞き込みなどを行わなければならず、父親はそれで人見知りの性格が是正できると考えたわけです。 しかし、その「調査探検」の最中、父親は仕事の取引でたまたま居合わせていたWTCで同時多発テロ事件に巻き込まれ、帰らぬ人となってしまいます。 事件から月日が経ってもなお、父親の死を素直に受け入れられないオスカーは、ある日、テロ事件以来入ることが出来なかった父親の部屋へ入り、父親との思い出の品がないか探し始めます。 そしてクローゼットを調べていた際、クローゼットの上に置かれていた青い花瓶を落として割ってしまいます。 ところが、粉々に割れてしまった青い花瓶の中から古い封筒が出てきたのです。 封筒の中にはひとつの鍵が入っており、これは「調査探検」における父親からの何かのメッセージなのではないかとオスカーは考えます。 鍵屋で件の鍵について調べてもらったところ、鍵は貸金庫などで使われていた、20〜30年近くも前のものであることが判明。 鍵の調査結果を知り、店から去ろうとするオスカーでしたが、店主はオスカーを呼び止め、封筒の左上に「black」の5文字があることを指摘します。 改めて店主に礼を述べ、今度こそ自宅へと帰ったオスカーは、「black」が人名であろうと考え、ニューヨーク市中のブラック姓の人をしらみ潰しに探し出すことを決意します。 ニューヨーク市内でブラック姓を持つ人は、総計実に472人。 オスカーはその全員と会い、父親と鍵のことについて尋ね回る計画を考え、実行に移すこととなるのですが……。 アメリカの同時多発テロ事件を扱った映画作品としては、2004年公開映画「華氏911」、2006年公開映画「ユナイテッド93」「ワールド・トレード・センター」などが挙げられます。 「華氏911」は事件における当時のブッシュ政権に対する批判的な内容で、「ユナイテッド93」はハイジャックされたユナイテッド航空93便を、「ワールド・トレード・センター」はWTCの現場における救助隊の視点で、それぞれ構成されている作品です。 この中で私が観賞した映画は「ワールド・トレード・センター」ですね。 物語序盤でWTC崩落に巻き込まれ、瓦礫の中に閉じ込められた主人公含めた救助隊員達が、一部は生命を落としつつも、終盤に助けられるまで互いに励ましあいながら苦難を乗り切るという話でしたが、ドラマ性よりもむしろそのあまりにも地味な構成で逆に印象に残った作品でした。 そして、同じ事件を扱った作品としてこれらの映画と肩を並べることになる今作「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」は、テロ事件で犠牲となった被害者の家族にスポットを当てているわけです。 過去の3作品が全て実話を元に製作されたノンフィクションであるのに対し、今作は実在の事件をベースにしつつも、物語そのものはあくまでもフィクション上のエピソードで構成されています。 実話を元にしているが故に実話に束縛されざるをえなかった過去作ではなかなか取り入れられなかった「フィクションならではの人間ドラマ性」を積極的に活用しているという点では、今作がダントツのトップではあるでしょうね。 映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」では、実の親として以上の尊敬の念を父親トーマスに対して抱いていた息子オスカーが、父親の残滓を追い、記憶に残すために奔走する様が描かれています。 オスカーがそのような方向へと突き進む理由としては、父親が自分に残してくれた謎なりメッセージなりを見たいという好奇心も当然あったでしょうが、それ以上に「好きだった父親のことを忘れてしまうことに対する恐怖心」があることが、オスカー自身のモノローグで語られています。 しかし物語が進んでくると、オスカー曰く「最悪の日」こと同時多発テロ勃発の日におけるオスカー自身の行動が「父親に対する原罪的な負い目」になっており、それが彼を「調査探検」にのめりこませていることが分かってきます。 あの日、オスカーの自宅には、WTCの106階にいたらしい父親から総計6回の電話がかかっており、自宅には誰もおらず5回までは自動的に留守電となってしまいます。 しかし最後の午前10時27分着信となる6回目は、テロ事件の影響で授業が全て中止となり学校から早退させられ帰宅していたオスカーが電話を取ることが充分に可能だったにもかかわらず、彼は恐怖心のためか、その電話を取ることができませんでした。 結果、父親は再び留守電に切り替わった電話に最後のメッセージを入れ、その直後にWTCが崩壊してしまったんですね。 つまり、オスカーは父親の最期の瞬間に電話越しで立ち会っていながら、父親と最期の会話を交わすチャンスを自分から永遠に捨て去ってしまったわけです。 これがただでさえ繊細な上に父親のことを誰よりも慕っていたであろう少年にとって、相当なまでの精神的ショックとなったであろうことは想像に難くありません。 オスカーが「調査探検」に必死になっていたのは、父親に対する彼なりの贖罪意識と後悔も多大にあったのではないかと。 そして一方、空の棺で父親の葬儀を行った母親リンダに対しては少なからぬ反感と隔意を抱いており、特に物語序盤では母親に当り散らしたり、母親を邪険にする態度がとにかく前面に出ていたりします。 リンダも母親として息子のことを案じてはいるのですが、オスカーはそのような母親の言動に不快感を覚え衝突するばかりで、挙句の果てには本人の目の前で「ママがあのビルの中にいれば良かったのに!」とまで言い放つ始末。 この辺りの描写は、息子がそう言いたくなった心情および言った後に後悔する心理も、そう言われた母親のショックも、どちらも目に見えて分かるようになっているだけに、どうにもやるせないものがありましたね。 しかも「間借り人」と呼ばれる謎の老人が登場して以降になると、ただでさえ無気力感に満ちている母親はますます影が薄い存在となってしまいますし。 しかし、序盤から中盤におけるこの手の母子のギスギスしたやり取りや演出は、実はラストに向けての大いなる伏線でもあったりします。 このラストにおける一種の大どんでん返しは、ただそれだけでこの作品を傑作たらしめると言っても過言ではないくらいの威力を誇っています。 現実にも充分に起こりえることで、それでいて間違いなく子供が親の愛情を感じ取ることが出来るエピソード。 これこそが、この作品が観客に声を大にして訴えたかったことなのであろう、とすらついつい考えてしまったものでした。 今作はテーマがテーマということもあり、アクション映画のような派手さや爽快感などは皆無ですが、人間ドラマとしては充分に見応えのある作品です。 主要登場人物全てに何らかの感情移入をすることが可能な構成にもなっていますし、特にラストの演出は多くの人が感動するであろう秀逸な出来に仕上がっています。 |
2012年2月12日(日) 宇都宮 最高気温8.2℃ | |||||||||||||||||
話題の映画『ドラゴン・タトゥーの女』を見てきた。 見て良かったと思えるすご〜く面白い映画だった。 冒頭で流れる音楽は、これから始まるストーリーを 暗示させるような激しいものだった。 ミステリー好きな私は期待が高まった。 スウェーデン人作家スティーグ・ラーソンのミステリー 三部作の同名の第一作を基にした映画だとか。 舞台は冬のスウェーデン。 白銀の景色、澄みきった空気が何故か怖い。 衝撃的なシーンも多く、目をそむけたくなる事も。 天才ハッカーのヒロインを演じたルーニー・マーラ。 体あたりの演技でアカデミー賞主演女優賞に ノミネートされた。 受賞出来たらいいね。 小柄でガリガリに痩せた身体から発する雰囲気は ミステリアス、そして狂気に満ちている。 生まれ育った環境に秘密があるようだが。。 天才的ハッカーなのだが、鼻ピアス、眉毛ピアス。 肩から背中にドラゴンのタトゥーが彫られている。 見た目も危険だが、見かけで人は判断できない。 頭脳明晰、調査能力抜群! 才能あり優秀。 怖いけど、魅力的な女性に描かれていた。
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ジャーナリストのミカエル役を演じていたダニエル・クレイグも、渋くてかっこよかった。 | 『007』シリーズに出ている俳優だよと主人は言っていた。 詳しいね。 ヒロインのリスベットにとっては、ちょっと切ないラストシーンだったが、 そう世の中はうまくいかないよねと。。 物語と分かっていても、不幸な生い立ちのリスベッには頑張って生きていって欲しいと 応援したい気持ちになっていた。
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犯人が分かったから、これで映画は終わりと思っていたら、とんでもない。 | 怒涛の展開が待っていた。 圧倒され、ノックアウトされたような幕切れで、しばらく席を立てなかった。 この小説は3部作なので、続編があるかもと言われているので、楽しみだ。 映画を見ても、あまり誉めたりしない主人だが、この映画は面白いとの感想だった。
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資料より | 月刊誌「ミレニアム」で大物実業家の不正行為を暴いたジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)。そんな彼のもとに、ある大財閥会長から40年前に起こった兄の孫娘失踪(しっそう)事件の調査依頼が舞い込む。 連続猟奇殺人事件が失踪(しっそう)にかかわっていると察知したミカエルは、天才ハッカー、リスベット(ルーニー・マーラ)にリサーチ協力を求める。 スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながらも、名誉棄損で敗訴したミカエル・プロムクヴィスト(ダニエル・クレイグ)。 意気消沈の日々を送っていた彼のもとに、ある日、スウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長 ヘンリック・ヴァンゲル老人(クリストファー・プラマー)から家族史編纂の依頼が舞い込む。しかしそれは表向きで、 ヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。 40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さずに消えた少女ハリエット。 ヴァンゲルは彼女が一族の誰かに殺害されたと信じていた。依頼を受けて調査を開始したミカエルは、 成功の裏に隠された一族の血塗られた過去に気づいたものの、手掛かりが掴めずにいた。 すると、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主として、ある人物を紹介される。 リスベット・サランデル(ルーニー・マーラー)という名の、顔色が悪くガリガリにやせた女だった。 小柄なリスベットは、肩口から背中にかけて、異彩を放つ龍の刺青が彫られていた 。そして意外なことに、彼女はこの事件に異様な関心を示す。やがて彼女は、 ハリエットの日記に記された聖書にまつわる数字が、ロシアの国境付近で未解決のままとなっている 連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだが……。 -------------------------------------------------------------------------------- サスペンスあり、恋愛あり、社会的テーマありと色々な要素が入った映画に仕上がっています。 終わりが切なく、リスベットがこれから人間不信に一層はいりこみそうで残念だが、これから第二作を予感じさせる。。推理サスペンスであり一度味わう解決と、最後に展開する意外さで2度楽しめました。R15は本物です。 先ずはリスベット。不気味さを漂わせ、人を近づけません。ジャンクフードを食べ、挨拶もできず、見た目も危険だが、才能あり優秀。見かけで人は判断できず、愛よりも性欲タイプ。その彼女がミカエルに協力、ついにミカエルを好きになってしまい恋する女として彼を助ける。しかし、最後には彼に振られる。人間不信からの脱却も遠のきました・・・・。 ストーリーは聖書と猟奇殺人。何人もの候補者がでるなか、写真と証言で犯人を追い詰めていく。 金持ちの精神構造のいびつさ、家族・親族の異常な関係から、刑事コロンボ風に犯人発見までつながっていく。 犯人発見、危機脱出、ハリエット発見と次々とひきつけられる。 勘のよい視聴者はいつ、犯人とハリエットに気づくか試されるとよい。 ミカエルは良い味をだしている。共同経営者ライトとの不倫、リスベットとのベット。 粘り強い調査と勘のよさ。X1ながら仕事もでき、プライベートも充実、娘とも良好。中年男性のあこがれ?。 宗教の色もでてきて神秘さもでている。色々なものが詰まった秀作。年初からよい作品を見れよかったと思う。 -------------------------------------------------------------------------------- 物語は、謎の老人の元に、年1回必ず送られてくるという謎の郵送物?に対し、呪詛に満ちた呟きをこぼすところから始まります。 そこから物語は一旦中断し、今時の映画では珍しいオープニングテーマに入るのですが、予告編でも流れていたものでありながら、改めて聴いてもこの音楽はなかなか良いものでしたね。 オープニングテーマが終了した後、物語のスポットは、今作の主人公のひとりであるミカエル・ブルムクヴィストに当てられます。 彼は、月刊誌「ミレニアム」の敏腕ジャーナリスト兼発行責任者兼共同経営者で、スウェーデンの大物実業家のハンス=エリック・ヴェンネルストレムの不正を暴露する記事を書いたものの、そのことで逆に名誉毀損で訴えられた挙句、裁判で有罪判決を受けてしまい、それまでの貯蓄全てを失うレベルの賠償金の支払いまで課せられるという事態に陥っていました。 彼の敗訴と、不正を書かれたヴェンネルストレムによる報復的な圧力によって、月刊誌「 ミレニアム」は大きな危機に直面していました。 敗訴のショックもあり、また「ミレニアム」に負担をかけないようにする配慮も手伝って、雑誌の編集長であるエリカ・ベルジェに一線を引くことを告げるミカエル。 ここで2人は妙に親しげかつ肉体的な接触も含めたスキンシップ行為を行い、この2人がただならぬ関係にあることが観客に明示されます。 そんな彼の元に、冒頭に登場した老人、大財閥ヴァンゲル・グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルと、ヘンリックの顧問弁護士であるディルク・フルーデから、スウェーデンのヘーデスタまで来て欲しいとの連絡を受けます。 不審に思いながらもヘーデスタへとやって来たミカエルは、そこで表向きはヘンリックの評伝を書くという名分で、40年前に起こった親族のハリエット・ヴァンデルの失踪事件について調査して欲しいと依頼されることになります。 初めは嫌な顔をするミカエルですが、ヘンリックはミカエルに対し「ミレニアム」にいた当時の給与の2倍の金を毎月支給する、成功すれば4倍出すという金銭的な優遇条件を提示し、さらにミカエルを失墜させる元凶となったヴェンネルストレムの不正の証拠をも提供すると持ちかけます。 ここまで言われてはミカエルもさすがに承諾せざるを得ず、かくしてミカエルの事件捜査が始まるのでした。 一方、ヘンリックはミカエルに失踪事件の洗い直しを依頼するのに先立ち、ミカエルの身辺調査をミルトン・セキュリティーに依頼していました。 それに応じてミカエルの身辺調査を実地で行い、彼の秘密の何から何まで把握し尽した人物が、今作のもうひとりの主人公であるリスベット・サランデル。 彼女は、鼻と眉にピアスを付け、左の肩から腰にかけてドラゴンのタトゥーを彫りこんでいる非常に変わった女性で、過去の経歴が理由で責任能力が認められない精神的不適応という診断を受けた挙句に後見者をつけられていたりします。 ある日、彼女が自身につけられた後見人であるホルゲル・パルムグレンの元へ帰ってみると、彼が自宅の部屋で倒れているのを発見。 彼はすぐさま病院に収容されるのですが、脳出血で半ば廃人同然の状態となってしまい、リスベットの後見人から外されてしまいます。 そして、新しくリスベットの後見人となったニルス・エリック・ビュルマンは、リスベットを精神異常者だと決めつけ、自身の権限にものを言わせて彼女の財産を全て自分で管理すると宣言します。 これに反発するリスベットでしたが、後見人であるビュルマンに逆らうことはできません。 そしてビュルマンは、その地位とカネを餌にしてリスベットに性的な要求まで行うようになるのですが……。 映画「ドラゴン・タトゥーの女」は、ストーリーのジャンル的には一応推理系ミステリーに属するはずなのですが、原作はともかく、すくなくとも今回の実写映画版ではその部分があまりにも描かれていない感じがありますね。 物語の中核を構成しているハリエットの失踪事件には当然容疑者がおり、重要人物であるはずの彼らは序盤で一通り紹介されてはいくのですが、しかし彼らは物語全体を通じて、真犯人を除きほとんど主人公2人と接点がないんですよね。 名前だけ紹介されたものの、初登場するのがようやく物語中盤頃、という人物までいましたし。 40年前の事件を扱っていることもあり、また既に故人となっている人物もいることから、事件当時の資料漁りがメインになっているという事情もあるにせよ、ロクに描写がないために容疑者の名前をマトモに覚えることすら困難を極めるありさまでした。 物語後半で判明した真犯人ですら、正体が分かるまでほとんど印象に残っていなかったくらいでしたし。 しかも序盤から中盤にかけては、どちらかと言えば主人公2人の軌跡を追っていくストーリーがメインで展開されていた上、2人が邂逅を果たすまでかなりの時間がかかることもあって、さらに容疑者達の存在はストーリーの流れから置き去りにされてしまっています。 真犯人が判明する後半になるとさすがに事件の全体像はおぼろげながらも見えてくるのですが、あまりにも真犯人以外の容疑者達の存在感も印象もなさ過ぎるというか……。 何と言うか、原作小説を予め読んでいるのが最初から前提の上でストーリーが展開されているようにすら見えますね、この映画って。 同じ原作未読のミステリーでも、映画「白夜行」や「麒麟の翼」などは、事件関係者達の存在感も相互関係も素直に理解できたものなのですけどねぇ……(-_-;;)。 一方で、主人公2人を取り巻く人間関係については、メインと言って良いくらい濃密に描かれていることもあって、かなり分かりやすい上にインパクトも多々ありますね。 中でも凶悪なまでに印象に残ったのは、リスベットに最初にカネを請求してきた際にはフェラチオを要求し、2度目はベットに縛り付けてアナルセックスまでやってのけ、当然のごとく逆襲されて惨めな敗残者にまで落ちぶれ果てたビュルマンですね。 彼は自業自得とはいえ、リスベットに強姦現場の動画をネタに脅迫された上、「私は強姦魔の豚野郎です」という刺青まで彫られてしまいましたし。 リスベットのみならず、映倫にまで挑戦状を叩きつけるかのごとき彼の「勇猛果敢な行為」は、ただそれだけで歴史に名を残せるものがあります(苦笑)。 まあリスベットの方も、ミカエル相手に騎乗位セックスを作中2度にわたって繰り広げ、しかもその内1回はモザイク付という、なかなかどうしてビュルマンと互角以上に渡り合えるだけの「戦歴」の持ち主ではあるのですが(爆)。 というかリスベットにヤられたミカエルも、エリカという別の女性と既に関係が深いのに、強引に押し倒された1回目以降も何故リスベットと肉体関係を持ち続けているのか、正直理解に苦しむところではあるのですが。 そのミカエルとエリカの関係も、世間一般では「不倫」と呼ばれる行為に該当する(エリカは既婚者で夫が生存している)わけで、この作品の登場人物は揃いも揃って、良くも悪くも倫理観という言葉とは全く無縁ですね。 今作は三部作の第一部とのことですから、当然人気と予算が許す範囲において第二部以降の続編も製作されることになるのでしょうが、この倫理観の崩壊っぷりもより強烈に反映され続けることになるのでしょうか。 |